「物性物理学演習」

−アシュクロフト・マーミンの問題解説−

前田京剛・加藤雄介 著

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  • 目次

    1章 金属のドルーデ理論
    2章 金属のゾンマーフェルト理論
    4章 結晶格子
    5章 逆格子
    6章 X線回析による結晶構造の決定
    7章 ブラベー格子と結晶構造の分類
    8章 周期ポテンシャル中の電子のエネルギー準位
    9章 弱い周期ポテンシャル中の電子
    10章 タイトバインディング法
    11章 その他のバンド計算の方法
    12章 電子動力学の半古典的モデル
    13章 金属の伝導電子の古典論
    14章 フェルミ面の測定
    15章 いくつかの金属バンド構造
    16章 緩和時間近似を超えて
    17章 独立電子近似を超えて
    18章 表面効果
    19章 固体の分類
    20章 凝集エネルギー
    22章 調和結晶の古典論
    23章 調和結晶の量子論
    24章 フォノン分散を測定する
    25章 結晶中の非調和効果
    26章 金属中のフォノン
    27章 絶縁体の誘電的性質
    28章 均一な半導体
    29章 不均一な半導体
    30章 結晶中の欠陥
    31章 反磁性と常磁性
    32章 電子間相互作用と磁気構造
    33章 磁気秩序
    34章 超伝導

     本書は、「物の性質が物理的にどのように解明されるのか」を学ぶ物性物理学・固体物理学の代表的教科書である『固体物理の基礎(上I,II, 下I, II)』の章末問題の解説集である。固体物理学では現実の物質の物性と抽象的理論の両方を取扱うため、具体例を通しての学習がことさら重要である。しかるに、多くの理工系物理学関係の学科においては、時間的制約から、十分な講義・演習時間を用意できないというのが実状である。また講義時間内だけで現実の物質の性質を示すデータに親しみ、かつ基礎理論に習熟するというのはそう簡単なことではない。結果的に、学生ひとりひとりが独習あるいは自主輪講などを通して学習するのを期待するしかなくなるが、そのような目的のために、本書を活用して頂ければ幸いである。
     さまざまな難易度やねらいを持つ問題が並んでいるので、全部の問題を解こうと急ぐのではなく自分の興味に合った問題をゆっくり考えて解くことを薦めたい。場合によっては解かずに問題と解説を眺めてその題意を推察するだけでも十分意義があろう。

    ISBN 978-4-8427-0337-4

    定価 (本体4,500円+税)


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