「何と少ししか覚えていないことだろう」

−原子と戦争の時代を生きて−

オットー・フリッシュ 著   松田文夫 訳

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何と少ししか覚えていないことだろう 原子と戦争の時代を生きて
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叔母のリーゼ・マイトナーと共にウランの核分裂の発見に加わり、フリッシュ−パイエルスのメモでその連鎖反応が兵器に繋がる可能性を示し、その帰結として原爆実験を見届けた物理学者の物語。著者は誰にも真似のできない物理実験をやってのける一方で、ヒトラーの人種法による難民となっても、音楽とユーモアを忘れない。また、本書はボーア、パウリ、オッペンハイマー、フェルミら、物理学の偉人たちの鮮やかな人物画にもなっている。

ISBN 978-4-8427-0312-1

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